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例会山行 「屋久島」

            2017年9月24日(日)~28日(木)          

報告 : 高瀬 写真:竹原

行程 :

 1日目~3日目 淀川小屋~黒味岳~宮之浦岳~縄文杉~白谷雲水峡

 4日目        島内観光

 5日目      千尋の滝~本富岳(モッチョム岳)

参加人員 : 高瀬含む 男6名 女2名の合計8名

出発地  : 熊本・八代・鹿児島中央・安房港  帰着地:鹿児島中央・宮之浦港・                八代・熊本

登山口 : 淀川・千尋の滝 下山口::白谷雲水峡・千尋の滝

温 泉  : 尾之間温泉  楠川温泉

 今回の山行は高速船、タクシー利用、宿泊所の確保等、数とコースの制約から事前予約済で日程変更は難しく、天気予報は“曇り・雨”は変わらず。毎~にち、気にかかり、同行者の見えない、後ろ楯は心強く、励みとなりました。

1日目 9月24日(日)

 陽射しを受けて新幹線乗車。新八代駅で合流。鹿児島はどんよりした厚い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそう? 弁当を購入し、高速船に乗船。暫くして窓を叩く雨音。種子島を経て、定刻、安房港に着岸。不要な荷物はホテルに預け、強い雨が降る中、淀川へ。途中、雨は止み、太忠岳にそそり立つ天柱石、紀元杉を見て淀川登山口着。入山料を支払い木製の階段を上り、露出した木の根、岩、石を避けたり・踏んだりの登山道。

  アップダウンを繰り返して約1時間、淀川小屋到着。先客男性一人。ネズミ対策を講じ、各人工夫した夕食事を済ませ、18時頃には寝袋に入った。

(左写真:淀川小屋)

2日目 9月25日(月)

 午前4時起床。淀川に架かる鉄橋を渡るといきなり急登。視界は閉ざされ雨着で暑い。稜線に出て雨着を脱ぎ、スッキリ!湿原地小花之江河、各歩道が集まる高層湿原花之江河、黒味岳往復、投石湿原・投石平。安房岳西斜面の水場で昼食。猿の群れ・鹿・巨岩を見て栗生岳から九州最高峰の宮之浦岳山頂(12時間30分) 

 気分一新! 山頂直下の祠に手を合わせ下山。焼野三差路は白いガスに覆われ視界無し!永田岳は断念。霧雨に変わり屋久笹・岩石の砂礫の稜線を辿る。巨石が露出した平岩展望台~平岩~第二展望台~第一展望台と変貌した岩屋・登山道に驚き、新高塚小屋着(15時20分。(8時間35分))。我々のみ!未明、風雨と強雨が屋根を叩く音は、兎に角、凄かった!!

(左写真:花之江河)

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​(黒味岳山頂)
​(黒味岳遠望)
​(宮之浦山頂を目指して)
​(宮之浦山頂にて)

3日目 9月26日(火)

 午前4時起床。雨足は弱くなったが降り続く。雨具を着用して出発。苔むした灌木帯の植生豊かな登山道。雨は小降りになっても肩を叩く雨粒は大きく、装備は湿る。新装なった高塚小屋。昨夕の泊り客20数名、多い! 

 数分後、”霧雨に立つ縄文杉”と対面! 展望台との距離、また遠のいたようだ?木道を滑らないよう歩く。夫婦杉~大王杉~ウイルソン株。登る人は多くなり、すれ違うたびの待機に気分滅入る頃、大株歩道入り口に出る。

(左写真:縄文杉)

 

 これから先、傾斜の緩い下りのトロッコ道。1.5倍?の早い歩き。楠川別れから白谷雲水峡へ。傾斜の厳しい照葉樹林帯を登る。雨は一時的か?止んでいる。

 最高点辻峠に着くや、突然多くの登山者が現れ、太鼓岳分岐とある。5名目指すが、白いガスで視界無し。コケむした森、小杉の幹・枝に寄生・植生する木々。幻想の世界に酔い浸り、その極めは“苔むす森”。白水荘~くぐり杉をくぐり無事徒渉。さつき吊橋を渡り、白谷雲水峡に全員無事下山。待機のジャンボタクシーでホテルへ。明日以降の天気予報を確認後、山行変更。美味しい夕食に舌鼓。熟睡!

(左写真:白骨樹の中を歩く)

 4日目 9月27日(水)

 一日島内観光。トローキの滝~尾之間温泉入浴・本富岳見えず~平内海中温泉~湯泊温泉~仲間フルーツ園・ガジュマル~大川の滝~西部林道~屋久島灯台(永田岬)~永田いなか浜(海亀産卵地)~宮之浦飛び魚定食。焼酎三岳・愛子、飛び魚すり身他土産も購入、約7時間強。夕食時、飲酒進まず?気になる!

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(平内海中温泉) 
(大川の滝)

5日目 9月28日(木)

 午前5時53分、サブザックに水他を詰め出発。千尋の滝登山口で安藤さんと合流。いきなり鬱蒼と茂った照葉樹林。薄暗く、傾斜の厳しい登り。前を歩く人のズボンに長さ1~2㎝、太さマッチ棒ほどの茶黒の個体が山ヒル! 万代杉・モッチョム太郎の巨杉を見て最高点神山展望台を経て、高低差100mあるか?の吊り尾根を登り返し、本富(モッチョム)岳山頂。一瞬見えた太平洋の海原と尾之間の町!に別れを告げ下山。楠川温泉で汗を流し、“雨に会いに来て屋久島”を離れ、無事帰宅。

(左写真:急登の連続モッチョム岳)

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(いつの間にかヒルが!)
(モッチョム岳から見る太平洋)

 楽しく、良き思い出の山行でした。先頭を歩き、心労をお掛けしました。同行と協力をいただいた7名に感謝です!ありがとうございました

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