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例会山行   雪山講習及び訓練 

向坂山~黒岩山一帯   

2018年1月28日 報告と写真:松山・野上

 今年も1月の雪山訓練を実施した。積雪がなく訓練ができない年もあったが、今年は10年に一度の大寒波襲来で大雪となり、参加者15名は雪の中を転げ回りながらの楽しい訓練が実施できた。

[行 程]

八代市役所6:00-3号線-宮原町国道443-美里町国道218-馬見原国道265-五ヶ瀬スキー場シャトルバス駐車場9:08-バス・リフト利用-スキー場ゲレンデにて雪山講習9:30-向坂山へ歩行訓練10:01-向坂山山頂で滑落制動訓練10:38-黒岩山ゲレンデ登山口-黒岩山山腹にてスノーシューとワカン訓練・昼食12:10-黒岩山山頂-ゲレンデレストハウス休憩13:26-リフト-シャトルバス駐車場14:50-佐俣の湯15:50-八代17:50

 1月22日からの10年に一度の大寒波で道路凍結のためマイクロバスを断られ、スタッドレス四駆の会員所有自家用車2台とレンタカー2台の計4台で五ヶ瀬スキー場に向かった。八代は大雨であったが、国道443号の泉村あたりから道路の凍結がみられ、国道218号に入ると完全に雪道になり、周囲の村や山も雪化粧であった。

(左写真1:道の駅清和の雪景色)

 五ヶ瀬スキー場シャトルバス駐車場からバスとリフトに乗り継ぎ、スキー場ゲレンデ横の土手で講習開始(写真.2)スパッツ・アイゼンの選び方、ピッケルの選び方・装着法・持ち方・使用方法(写真.3)・急斜面での使用方法、強風耐性姿勢、キックステップ・逆ハの字・トラバース時の歩き方、アイスクライミング時アイスバイルの使用方法(写真.4)等の講習後、向坂山頂上まで歩行訓練を実施した。

(左写真2:斜面の歩行講習中)

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(写真3:ピッケル歩行訓練)
(写真4:アイスクライミング模範)

   連日の雪で、鳥取大山のような深雪になっており、雪底はしまってアイゼンがよく効き、表面はパウダースノーで、雪溜りでは膝まで覆われるほどで、快適な状態であった。山頂では急斜面を利用し、ピッケルを使用した歩行訓練(写真.5)と滑落時の制動訓練(写真.6)を実施し、その後テストを行った(写真.7)もう一人の指導者S氏曰く「雪のアルプスにストックで歩行していたため滑落し、制御できなかった人がいた。」とのこと。雪山でのピッケルの使用は大切と思われた。

(左写真5:斜面の下り方実践中)

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(写真6:滑落時制動訓練)
(写真7:制動テスト「不合格!」)

 その後、黒岩山まで移動して、中腹でワカン(写真.8)とスノーシュー(写真.9)の実習をなだらかな林間で行い、昼食後スキー場レストハウスに戻り、休憩後帰路についた。

 初期計画の小川岳への縦走は見送った。雪山の基礎訓練であったが、雪のコンディションが良く充実した訓練になった。

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(写真8:ワカン訓練)
(写真9:スノーシュー実践中)
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