個人山行
瑞牆山(みずがきやま)～金峰山(きんぷざん)縦走 (山梨県)
2017年7月15日～7月17日 投稿：野上
7月15日(土)から17日(月)の三連休を利用し、日本１００名山・瑞牆山2230mと金峰山2595mに女子会5名で行ってきました。天候にも恵まれ、穏やかな樹林帯・厳しい岩場・山頂の大パノラマと大満足の山行でした。
(瑞牆山の遠景 ※画像をクリックして拡大）
（金峰山の遠景 ※画像をクリックして拡大）
１日目：行程
自家用車八代発5：15－熊本空港着6：05―JAL熊本空港発7：35－羽田空港着9：15－リムジンバス羽田発9：45－JR新宿西口着10：25－JR新宿発あずさ13号11：00－JR中央線韮崎駅着12：41－韮崎バス13：30－瑞墻山荘着14：42瑞墻山荘泊
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瑞牆山荘の前で
熊本空港へとМさんの運転で、八代を5時過ぎ出発。空港に6時頃に着き、手続きを終え、搭乗口ロビーで思い思い朝食を済ませ、7時35分羽田空港に向け出発。9時15分に羽田空港到着。リムジンバスで新宿駅へ。新宿駅から「あずさ13号」に乗り韮崎駅へと向かいます。
シーズン中は韮崎駅から宿泊先の瑞牆山荘へ登山バスが出ています。地形が盆地の為か？気温が高く、バスを待つ間に汗が流れます。冷房が効いているはずのバスにやっと乗り込みましたが、何故かバスの中でも汗は止まりません。
15時前に瑞牆山荘に到着。17時の夕食前に風呂に浸かり生ビールで乾杯。夕食は牛のたたきとサーモンのソテー。夕食後に明日の朝食用の弁当を受け取り、翌日に備え18時30分頃に就寝。
2日目：行程
瑞墻山荘3:50－富士見平小屋4:50－天鳥川・桃太郎岩5:30－大ヤスリ岩6:46－瑞墻山頂上7:45－天鳥川・桃太郎岩10:00－富士見平小屋10:36着11:00発－大日小屋11:57－大日岩12:40－小川岳分岐12:55－砂払ノ頭14:30－千代の吹上15:30－金峰山小屋15:58
3時起床。思い思いに腹ごしらえを終え、瑞牆山へ4時出発。ヘッドランプを頼りに、穏やかな樹林帯を30分も歩くと明るくなりました。富士見平小屋までは樹林帯が続きます。
富士見平小屋は金峰山への分岐点でもあり、瑞牆山登山後は富士見平小屋に戻ります。そこで、水と行動食と弁当等だけ持って行くことにしました。小屋では荷物を預からないということで、荷物をゴミ袋に入れて林の中に置きました。
小屋を出て天鳥川までは下り、桃太郎岩の階段を過ぎると急登で岩場が続き、ロープや鎖を頼りに山頂を目指しました。
(写真：割れ目の入った桃太郎岩※画像をクリックして拡大）
7時15分瑞牆山頂。山頂は平らなところがない岩場で、巨大な岩・岩・岩の眺めは素晴らしく、北アルプスの山々・明日頂上に着く金峰山、遠くに富士山も一望できる大パノラマです。
(写真：絶景の瑞牆山山頂)
山頂近くには薄いピンクの石楠花が咲いていました。朝食を摂り、8時下山開始。10時30分再び富士見平小屋へ到着。
（写真：可憐な石楠花※画像をクリックして拡大）
小屋で荷物を詰め直し、食事等々を済ませ、近くの水場で水を補給。冷たいおいしい水で英気を貰い11時金峰山小屋に出発。
(写真：冷たい水でちょっと一息)
大日小屋、大日岩、小川岳分岐、砂払の頭を通過し千代ノ吹上を超え、暫くすると金峰山小屋分岐に到達。分岐を左に進むと、巨大な岩陰に金峰山小屋の屋根が見えてきました。山肌に咲くイワカガミに力を貰いながら16時頃金峰山小屋到着。
（写真：圧巻の大日岩※画像をクリックして拡大）
さすが山梨！夕食はワイン付き。鶏もものソテーに生野菜のサラダとフルーツはメロン。女子会にはうれしい献立です。しかもカレーライスのお替り付きです。
小屋には水がなく、500㏄ペットボトル1本400円。ビールは360㏄500円です。明日の為に高価な水を購入し、貴重な水で口を漱ぎ、19時頃就寝。
（ビールが気になる富士見平小屋）
（砂払の頭で万歳）
3日目：行程
金峰山小屋5:00－五丈石・金峰山着5:30発5:48－朝日岳7:00－朝日峠8:00－大弛峠8:30着－タクシーで塩山温泉宏池荘銭湯9:30－JR塩山駅発あずさ10号10：45―新宿着12：04－新宿バスタ発リムジンバス12:50－羽田発15：00－熊本空港16：40－自家用車八代着18:20
4時起床。4時30分出発予定でしたが、小屋の主人から「朝食が5時に出る事､金峰山山頂へは小屋から岩場直登であること等、メンバーの歳を考慮し、ヘットライトを使わない明るさが良いのでは？」とアドバイスを受け、朝食後の出発となりました。
夜中の小雨で岩場が濡れている事と、これからも小雨が降る心配もあり雨具を身に着け、慌ただしく出発。
（金峰山小屋から山頂へ出発）
小屋から五丈石を回り金峰山山頂へ。幸いなことに天気も上がってきたので、朝日岳山頂で雨具を脱ぎ、8時予約のタクシーが迎えに来ている大弛峠へ下るだけとなりました。
ところが、大弛峠まで残り30分の朝日峠で時計は7時45分です。8時に着くには絶対無理です。予約しているタクシーがいないと、羽田空港発15時の飛行機に間に合いません。健脚のＦさんを先頭に必死に山を下りました。大弛峠に予約のタクシーはいました！（よかったぁ～！）
（写真：石が積み重なった五丈石※画像をクリックして拡大）
8時30分、大弛峠をタクシーで出発。塩山駅から大弛峠までの登山客の送迎で1か月の売り上げが70万円のベテラン運転手の巧みなハンドルさばきで山道を1時間で下り、予定通り9時30分頃に武田信玄ゆかりの「塩山温泉宏池荘」に到着。
温泉で2日間の汗を流し、荷物の整理をしました。塩山駅で土産と弁当等を購入し、無事10時45分発「あずさ10号」に乗り込み新宿駅へ。新宿バスタからリムジンバスで羽田空港に13時30分到着。
羽田空港発15時、熊本空港に16時40分到着。18時過ぎに八代に着き、女子会を無事解散しました。
（写真：金峰山山頂）
コース設定、諸々の手続き・交渉から本番3日間の細かい気配りと、大変お世話になりましたＭさん。ありがとうございました。次回も女子会山行をよろしくお願いいたします。
