当日は雨の予報であったが、雨天決行となった。当初より参加者は少なくなってしまったが、777段の登山口からは14名が、熊野座神社からは1名、５合目から３名が竜峰山から東陽町スポーツセンターまでを縦走する忘年登山に参加となった。

　午前7時前のまだ薄暗い中、777段の駐車場に集合した。小降りだが、みなさんレインウエアーを着込み、ヘッドランプを照らして登り始めた。急な石段を登り終えると、雨は強く降り出してきた。これから先、特に石灰岩の岩場で滑らないように気を付けながら、それぞれのペースで歩いて行った。

　9時頃、竜峰山の山頂に到着。雨は止むことなく降り続いていた。レインウエアーを着ていても、冷たい雨に打たれ続けているせいで、とても寒い。早く温泉に入って温まりたい一心で歩を進めた。

　竜ヶ峰まで来ると、その後は下りが続く。滑らないように転倒しないように注意しながら、歩いて行った。悪天候ながらも、みなさんそれぞれ思い思いに山歩きを楽しまれていたように思われた。

　11時頃、ゴールの東陽町のスポーツセンターに到着した。みなさんケガもなく無事に下山することができた。10分ほど歩くと、温泉と宴会会場のあるせせらぎの湯だ。温泉で体の芯まで温まり、疲れを癒すことができた。

　12時半、ザイル祭り(宴会)の始まりだ。登山には参加されなかった会員も合わせて、45名の会となり、大いに賑わった。中盤で、おてもやんらが現れて、音楽に合わせてコミカルな踊りを披露してくれた。またほっぺを赤く塗った会員のみなさんが、童謡の歌とダンスで会場を盛り上げてくれた。